≪日系企業≫
[生産拠点]
■いすゞ自動車 合弁会社2社設立
いすゞ自動車は、パートナーの「慶鈴汽車グループ」との間で、重慶に新しい車両開発合弁会社と車両コンポーネントの製造・購買・輸出合弁会社を設立する。中国の極めて大きな需要と、いすゞブランドの強みを活かし、中国における大型商用車事業を強化する。
■日本電産 家庭用風力発電の製造販売
日本電産は、大連工場で家庭用の風力発電システムを生産し、中国国内及びインドネシアなどで1,000ドル以下で販売している。
■新田ゼラチン 北京に合弁会社を設立
新田ゼラチンの子会社「ニッタ―ケーシングズ」が、中国の「北京新田(仮称)」に出資し、コラーゲンケーシングの製造販売合弁会社を設立する。設立は2012年7月の予定。
■日産 大連に新工場建設
日産自動車の中国合弁企業「東風汽車」が、大連市に最大50億人民元(約625億円)を投資し、新工場を建設する。新工場では、ニッサンブランドの乗用車を生産する予定で、2014年の生産開始当初の生産能力は15万台だが、最終的には最大で30万台まで能力を拡大する計画。
■フタバ産業 重慶市で自動車部品生産
フタバ産業は重慶市に、自動車部品の製造子会社(100%出資)を設立する。設立は2012年11月予定、資本金は10億円。生産開始は2013年12月を予定している。
■三菱樹脂 農業ハウス用高機能フィルムを生産・販売
三菱樹脂株式会社は、農業ハウス用の高機能フィルム事業を中国において展開するため、江蘇省無錫市に100%子会社「無錫菱樹農用薄膜材料科技有限公司」を設立した。本年秋に建設工事を開始し、来年夏の生産・販売開始を目指す。資本金は8億円。
■応用地質 生産・販売の合弁会社設立
応用地質は、中国のSATCOMグループの天津SATCOMと、地質災害用モニタリング機器の生産・販売の合弁会社を設立する。資本金は2000万元(約2億6000万円)、応用地質48%、天津SATCOM52%の出資比率。
■フランスベッドHD 製造販売の合弁会社設立
フランスベッドホールディングスは、江蘇省にベッド等の製造販売と輸出入の合弁会社を設立する。会社名は「江蘇芙蘭舒床」、資本金は約1億3000万円で、フランスベッドホールディングスが80%、江蘇英瑞集団が12%、ダイソウ工業が8%を出資。
■東芝 ジルコニウムスポンジ合弁工場が生産開始
東芝は、ジルコニウムスポンジの製造・販売を行うSNWZH社の製造工場の生産を開始した。ジルコニウムスポンジは、原子力発電に必要な燃料集合体などを構成する被覆管等の素材に用いられるもので、SNWZHは約63億円を投じ、工場を建設した。
■サントリー 青島ビールと合弁
サントリーホールディングスは中国ビール大手の青島ビールと提携、上海市と江蘇省にビールの生産・販売を手掛ける合弁企業を、この2年以内を目標に設立したいとしている。
■日立化成工業 粉末冶金製品製造子会社の生産能力を増強
日立化成工業は、粉末冶金製品を製造する「日立粉末冶金(東莞)」の既存工場の敷地内に新工場を増設し、生産能力を増強する。2012年秋より生産を開始する予定。2015年度には粉末冶金製品の売上高倍増(2011年度比)を目指す。
■昭和電工 上海にエレクトロニクス向け高純度ガスの子会社設立
昭和電工は、上海にエレクトロニクス向け高純度ガス関連事業強化のため、100%出資の子会社「上海昭和電子化学材料」を設立した。これまで、上海中科合臣との合弁会社で使用後の高純度ガス処理装置の製造および販売を行ってきたが、今後、強化を図るため独資の新会社を設立したもの。
■トヨタ 中国合弁ブランドでHV
トヨタ自動車は2015年をめどに、第一汽車集団(吉林省)と広州汽車集団(広東省)との合弁会社の各ブランドで、新ハイブリッド車(HV)を投入する。中国政府が技術移転を求めるHVとユニットの現地生産に加え、合弁ブランドでの車両開発に踏み込む。世界最大市場である中国でHVを拡販し、現地での巻き返しを図る。
■日産自動車 襄陽工場の生産能力倍増
日産自動車は、中国の合弁会社「東風汽車」の襄陽工場における生産能力を現在の13万台から25万台にまで増強する。2014年より中国で生産するインフィニティモデル2車種を、DFLの襄陽工場(湖北省)で生産する。
■日本ガイシ 材料費削減のため中国に生産移管
日本ガイシは電力用碍子(がいし)の事業再編に着手する。営業赤字の続く電力関連事業の立て直しが目的で、碍子の小型・軽量化による材料費の低減や中国への生産移管で製造コストを抑える。
■三井化学 中国でEPT合弁会社設立
三井化学は、中国石油化工と共同出資によりEPT(エチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム)を製造・販売する合弁会社「上海中石化三井弾性体」を設立する。2014年第1四半期に営業開始予定。
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[中国国内市場 その他]
■エルエスエム ロジスティクスソリューション展開
エルエスエムは、中国の凱通物流と両社の強みを生かしたロジスティクスソリューションを中国で展開する。
凱通物流の複数の主幹物流センターにエルエスエムのWMS「L−FIELD」を導入・運用し、システムデモセンターとして活用することにより、中国本土におけるシステム販売の契機、拡販を狙う。
■住友倉庫 上海に倉庫建設
住友倉庫は、中国の「錦江航運」と2012年6月20日付で合弁会社設立の契約を締結した。上海外高橋物流園区(二期)内に延面積約3万9000uの倉庫を建設し、輸出入貨物の保管、流通加工、フォワーディングや配送を含めた総合物流サービスを提供する。
■三井倉庫 上海に物流会社を合弁で設立
三井倉庫は、中国を代表する船会社「錦江航運」と新たに物流会社を設立するため合弁契約を締結した。上海に新会社を設立し、中国事業拡大の一大拠点とする。新会社は、上海外高橋コンテナターミナルの後背地という好立地に、延床面積約1万6000坪の、定・低温保管も可能な多機能倉庫を建設し、主に中国市場での消費量拡大が見込まれる食料品や医療・医薬品の保管・配送サービスを提供する。
■マガシーク ファッションEC事業に参入
インターネットで婦人・紳士服の販売を行うマガシークは、中国オンライン衣料販売大手の「凡客誠品」と業務提携し、中国でファッションEC(電子商取引)事業をはじめる。マガシークが、凡客誠品が運営するECサイト内に、日本ブランド集めた「日本ファッション館」を独占的に開設する。
■トヨタ自動車 地図配信サービス合弁
トヨタ自動車は、地図製作会社「北京四維図新科技(四維図新)」と、ナビゲーションの地図配信サービス提供で協力する。合弁会社「北京図迅豊達信息技術」を設立し、2013年よりサービスの提供を開始する。
■双日 内蒙古のモンゴル資源会社に出資
双日は、内蒙古オルドス集団100%子会社でモンゴルにおいて資源ビジネスを手掛ける「中蒙煤炭有限公司」の10%持分を取得することに合意した。双日は2010年より中蒙経由でモンゴル炭の中国向け販売を手掛けており、今回の中蒙への出資により同社が保有する国境物流・加工機能を基盤にして、中国国内市場への拡販する。更に、日本等第三国市場への貿易拡大を目指していく。
■シャープ 今年度の売上目標600億元に
シャープの現地法人「夏普(中国)投資」は、2012年度の売上高目標を前年比55%増の600億元(約7,440億円)とし、各事業で現地化を進め、中国市場での販売拡大を目指す。
■TIS クラウドサービスの「飛翔雲」を提供
ITホールディングスグループのTIS株式会社は、中国現地法人の「天津提愛斯海泰信息系統有限公司」が中国国内で提供するPaaS/IaaS
型クラウドサービス「翔雲」の機能を強化・バージョンアップし、「飛翔雲」として7
月より提供を開始する。新たに管理用ポータルサイト機能が追加され、ユーザビリティが大幅に向上した。
■イオンモール 5カ所で出店計画
イオンモールは、5省・市で大型ショッピングモールを新たに計5店舗建設する。建設地は、河北省三河市、北京市豊台区、江蘇省蘇州市、湖北省武漢市、広東省広州市の5都市。敷地面積はそれぞれ5万1,400〜11万4,000平方メートル。3年以内の開店を目指している。
■イハラケミカル 合作会社を増資
イハラケミカル工業は、上海の合作会社「上海群力化工」への出資比率を従来の18.8%から20.18%に引き上げ合弁会社化し、中国での上場を目指す。
■博報堂 上海に総合研究所設立
博報堂は上海市に研究所を設立、営業を開始。マーケティング活動が活発化している中国で、さらに深い市場分析の需要を取り込んでいく。企業名称は博報堂生活綜研(上海)市場営銷諮詢。現地企業や日系企業を対象にサービスを展開していく。
■旭化成 上海に統括会社を設立
旭化成は上海に中国事業統括会社を設立。これまで営業支援などを行ってきていた旭化成管理(上海)は、統括会社に移行される。主な業務として、新たに現地法人を設立する際の投資支援を行い、将来的にはグループ企業の製品販売などを行っていく計画である。
■ゼビオ 上海に海外初出店となる店舗をオープン
スポーツ用品販売のゼビオは、上海市に海外初となる店舗をオープンした。日本の大型スポーツ店の中国進出は初めて。売り場面積は約3,300uで、トレーニングウェアやランニングシューズのほか、アウトドア用品やサッカー、テニス、ゴルフ用品などを取り扱う。
■ケーヒン 瀋陽に研究開発拠点設立
自動車部品メーカーのケーヒンは、遼寧省瀋陽市に研究開発拠点を設立した。この研究開発機関では四輪車と二輪車の電子制御製品の研究開発を行っていく。同社の中国における研究開発機関は2か所目で、コスト競争力強化を進めていく。
■トヨタ 中国販売が前年同期比約2倍
トヨタ自動車中国現地法人の豊田汽車(中国)投資によると、5月の新車販売台数は前年同期比約2倍の7万8700台だった。昨年は東日本大震災の影響から大きく落ち込んでいたため、前月に引き続き大幅に販売が増加した。
■特殊電極 天津市に子会社設立で一部変更
特殊電極の100%出資子会社「天津特電金属製品有限公司」を設立するにあたり未定だった設立日が2012年2月、従業員数が約30名、生産開始日が2012年9月とそれぞれ変更となった。
■近鉄エクスプレス 上海で倉庫増設
近鉄エクスプレスは「上海近鉄国際物流」が、上海外高橋物流園区内に新倉庫を開設したと発表した。パソコン通信機器関連のメーカーが中国内陸部に進出を加速していることから、同地域への保税輸送とVMI(ベンダー・マネージド・インベントリー)サービスを中心に取扱いを提供する狙い。
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[その他外資企業]
■サムスンのエアコン部門 撤退
韓国の家電メーカー・サムスンのエアコン部門が中国市場から全面撤退する。蘇州市にある同社のエアコン工場ではすでに生産ラインが停止している。原因は産業規模が小さすぎたことやコスト面で優位に立てなかったこと。
■ベンツ 8月からリース事業に参入
メルセデス・ベンツは8月1日から中国で自社ブランドを対象とするリース事業を開始する。従来の自社ローンに加えて金融サービスの選択肢を増やし、消費者がベンツに乗りやすい環境を整える。
■アメリカ自動車部品大手ジョンソン 上海で合弁生産
アメリカの自動車部品大手ジョンソン・コントロールズは、合弁子会社とともに上海市で自動車用座席部品の生産を行う合弁企業の設立を決定。なお江蘇省無錫市にある同社ジョンソンの生産・研究開発(R&D)拠点の拡張も行う。これにより、同社の世界最大規模のR&D拠点となる。
■アメリカ製薬メーカー 上海に糖尿病研究所を稼働
アメリカの大手製薬メーカーであるイーライリリーー・アンド・カンパニーは、上海市に設立した糖尿病治療研究センターの営業を開始したことを伝えた。研究センターの名称は、礼来(中国)研究。
■GE イノベーションセンターを開設
アメリカのゼネラルエレクトリック(GE)は、四川省成都市にイノベーションセンターを設立した。顧客と共同研究開発を行う世界初のセンターで、エネルギー企業やシェールガスの探査・開発技術の研究などを行っていく。
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